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サボテン・多肉植物は夜間もCO2を吸収

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室内の二酸化炭素(CO2)濃度の影響について

CO2と聞くと、地球温暖化のイメージがありますね。

CO2削減と謳う現代、お部屋の中の「二酸化炭素濃度」を気にされたことはありますか?

 

冬季、室内でストーブ等の暖房器具のおかげで、ぬくぬくとして気持ちの良いものです。

そして眠くなるものです。

実はあの眠気、ただ単に眠くなっているわけではなく「二酸化炭素濃度」が高くなっていたせいかもしれません。

 

閉め切った部屋の中では少しずつ、二酸化炭素濃度が高くなります。

ストーブ、コンロ、ファンヒーターなどを使うと更に二酸化炭素は室内に溜まっていきます。

二酸化炭素が多くなってくると、酸素が不足してくるため眠たくなります。

もっともっと濃度が高くなってくると、頭痛・めまい・吐き気などの健康障害も出てきます。

健康障害とまではいかなくとも、換気されていなくこもった空気は気持ちの悪いものですよね。

 

二酸化炭素濃度の影響は地球環境だけではなく、こういった日常の中にもあります。

なんだかシャキッとしない…実は二酸化炭素濃度が増え、酸素が不足しているのかもしれません。

 

 

 

 

サボテンと多肉植物で夜間もCO2除去

窓を開けて、空気の入れ替えができれば二酸化炭素の濃度もバッチリです。

しかし、夜間に窓を開けておくのは物騒ですし、冬場は寒くてできませんよね。

 

そんな時は、夜間も二酸化炭素を吸収してくれる「サボテン」や「多肉植物」がおすすめです!

植物は夜になると二酸化炭素を出すのでは?と思われる方もいます。

しかし、サボテンや多肉植物は「CAM植物」ですので、昼間は二酸化炭素の吸収・排出がほとんどなく、夜になるとたくさん二酸化炭素を吸ってくれるという特徴があります。

ちなみに、CAM植物のCAMとは「Crassulacean Acid Metabolism」の略で、ベンケイソウ型有機酸代謝のことです。

 

 

<サボテンや多肉植物にたくさんCO2を吸収してもらう方法>

昼間たくさん日光を当てたほうが、夜間の二酸化炭素吸収量が増えるそうです。

ですので、昼間はベランダ等でしっかり日光に当て、夕方に寝室に戻す方法を取ると効果が期待できるかと思います。

 

 

 

 

おすすめのサボテン・多肉植物

 

<サボテン>

緋花玉(ヒカダマ)

赤い花色が印象的なサボテンです。

生命力が強く育てやすいです。

 

 

 

<多肉植物>

・サンスベリア(サンセベリア/トラノオ)

NASAが、夜に二酸化炭素を吸収して酸素を放出するということで、宇宙船にも持ち込んだそうです。

サンスベリアは空気をきれいにしてくれる効果もあり、見た目もオシャレですのでインテリアとしてもおすすめです!

 

 

・火祭り(ヒマツリ)

肉厚な葉の部分が、秋ごろから赤くなってくるのが美しい多肉植物です。

初心者にも育てやすいのでオススメです!

 

 

 

 

観葉植物と組み合わせてCO2を持続的に除去

観葉植物とサボテン・多肉植物を一緒にすると、昼・夜間にかけて持続的に室内の二酸化炭素量を減らすことができるそうです。

グリーンがあることで、癒しのインテリアとしても活躍し、良い室内環境づくりもできるという嬉しい効果があります。

 

 

 

最後に

サボテンや多肉植物のように、夜間に二酸化炭素を吸収してくれる面白い植物もあるんですね。

過酷な砂漠での環境に適応した結果、一般的な植物とは異なった光合成をおこなう「CAM植物」

ぜひぜひご自宅にお迎えしてみてはいかがでしょうか☆