観葉植物の効果で「より良い生活」はじめませんか?
植物は生きている「緑のインテリア」として、私たちに美しさや情緒的安定を提供してくれます。
レストランやホテルのラウンジ、スポーツクラブや百貨店、公共のオフィスビルなど、様々な場所に観葉植物が取り入れられています。
そして観葉植物は、美的・インテリア的な面で優れているのはもちろんですが、それだけではなく様々な効果が期待できることが分かっています。
観葉植物に期待できるうれしい効果
【癒しの効果・心身への影響】
1.植物を見るだけで脳がリラックス
植物を見た時の脳波を測定すると、アルファ波(リラックス時の脳波)が増加するそうです。
つまり、植物を眺めるだけで心がリラックスできる「癒しの効果」があるということです。
2.心、心身機能、生活の回復への効果
心身への影響としては、病院で手術後「窓の外に並木が見える部屋」と「植物がなにも見えない部屋」に入院した患者さんの回復に違いが出たという報告もあります。比べると、並木が見える部屋の方は鎮静剤の要求量が少なく、入院期間も短かったそうです。植物の癒しの効果は、体にも影響があるようです。
また実際に「園芸療法」という代替医療もあります。様々な園芸活動を通して、心・心身機能・生活の回復をめざすことを目的としています。社会的・医療的・教育的プログラムを通じて、植物は医療や福祉または教育の現場で活用されています。
3.仕事の生産性が向上する
エクター大学のクリス・ナイト博士によると、オフィスに観葉植物を置くことで、15%の生産性向上が得られることが分かっています。
脳がリラックスすることに加え、仕事の生産性が向上にもつながるのは嬉しい効果ですね。
ぜひオフィスや自宅のデスク周りに観葉植物に置きたいものです。
【天然のエアコン効果】
蒸散作用がよい植物の場合、室内面積の約5~10%くらい置けば「天然のエアコン効果」があると言われています。
湿度を20~30%アップでき、夏季と冬季の室内温度を1~3度調節することができるそうです。
加湿も温度調節もできる嬉しい効果ですね。
葉の面積が大きければ、それだけ蒸散作用が高いと言えます。
おすすめなのは「オーガスタ」です!
【オーガスタ(ストレリチア・ニコライ)】
また、オーガスタは育てやすい植物であることも嬉しいポイントです。
ただ、熱帯の植物ですので冬越しの際はご注意ください!
室温は5度以上でなるべく暖かくしてあげてください。
あとは、直射日光の当たりすぎない明るい場所で、乾燥しないように葉っぱに霧吹きをしてあげると元気でいてくれますよ☆
【空気をクリーンにする効果】
室内の空気中の汚染物質を分析してみると、様々な揮発性有機化合物が見つかるそうです。
揮発性有機化合物と聞くとピンときませんが、ざっくり簡単に言えば「シンナーのようなもの」ですので、体に悪いことがすぐ想像できますね。
室内に観葉植物を置くだけで、経済的かつ効率的に室内の汚染物質をクリーンにできることが判明したそうです。
また近年の研究によると、室内微細粉じん・オゾン・二酸化炭素の調節や有害電磁波を減少させるのに、観葉植物がとても効果的であることも分かっています。
【参考】
最後に
私たち現代人は心身のストレスと、それによってもたらされる影響に悩まされている方が多いそうです。
毎日が忙しくて「疲れた」が口癖になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
観葉植物には、そんな疲れた心身を癒してくれたり、上記で紹介したような様々な嬉しい効果があります。
実際、緑を見て「やっぱり自然っていいなぁ」「癒されるなぁ」と感じたことのある方も多いかと思います。
その気持ちをぜひ日常生活に取り入れてみませんか?
観葉植物による「緑の快適性(green amenity)」を感じ、より心地の良い暮らしをはじめましょう☆